【新型コロナ】トレーラーハウス、発熱外来用の待合室に 6~10人利用可能 海老名総合病院

発熱外来用の待合室として導入されたトレーラーハウス=海老名メディカルプラザ

 海老名総合病院(海老名市中新田)の外来部門「海老名メディカルプラザ」が、発熱外来用の待合室としてトレーラーハウスを導入した。新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備え、11月に来年3月までのレンタル契約(月額約32万円)で1台を確保した。

 トレーラーハウスは長さ約7.2メートル、高さ約3.4メートル、奥行き約2.4メートル。距離を取った状態で6~10人程度が利用できる。同プラザは、施設内の待合スペース(収容人数20人程度)が混み合った場合に活用を想定している。

 同プラザによると、現状発熱外来を受診する人は1日10人程度で、施設内の待合スペースで対応できている。ただ、新型コロナの感染拡大が続いており、インフルエンザの流行も予断を許さないことから「トレーラーハウスの活用も視野に、安心して受診してもらえるよう万全を期したい」としている。

 トレーラーハウスを貸し出した業者によると、コロナ禍で医療機関からトレーラーハウスを活用したいとの申し出が増えているという。「建築確認の手続きが不要で、使い終われば簡易に撤去もできる。使い勝手の良さが評価されているようだ」としている。

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