関内駅周辺、車道規制し歩道拡幅 回遊性向上へ社会実験

車道から転換した歩道には椅子が設置され、くつろぐ人の姿も=横浜市中区

 横浜市は、関内駅(同市中区)近くの「みなと大通り」などで車道の一部を規制し、歩道を広げる社会実験をスタートさせた。旧市庁舎街区の活用や横浜文化体育館の再整備などで来街者の増加が見込まれる中、人と車の流れや沿道の利活用方法を検証し、各施設間の回遊性向上やにぎわいある道路空間の創出につなげたい考えだ。

 期間は今月9~30日で、対象は①長者町3丁目交差点~不老町交差点の約400メートル②ハマスタ入口交差点~横浜税関前交差点の約600メートル③万代町2丁目交差点~扇町3丁目交差点の約350メートル─の計3区間。

 コーン標識などを使い、①の車道の幅員を12メートルから6メートルに、②の片側2車線を1車線にそれぞれ縮小。拡幅した歩行者空間の一部にウッドデッキや自由に利用できる椅子、テーブルを置いた。③では15~24日の期間限定で、大通り公園方面への一方通行とする。

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