佐世保在住シンガー・ソングライターよりこさん 2作目アルバム ゆったり音に浸って

アルバム「Empty Box」をリリースしたよりこさん=長崎新聞佐世保支社

 佐世保市在住で、県内を中心に活動するシンガー・ソングライターよりこ(本名・中野順子)さん(41)が2作目のアルバム「Empty Box」を音楽配信サイトでリリースした。
 3歳からピアノを始め、ピアノと声楽を学ぶため活水高(長崎市)に進学。愛知県の専門学校で管楽器の修理技能を習得した後、本県にUターンした。20歳から弾き語りを中心に作詞作曲を始め、2018年にファーストアルバム「口紅おん」を制作した。
 2年ぶりとなるセカンドアルバムは全6曲収録。「君に気づいてほしい」は、佐世保市在住で左半身まひの障害がある水谷キクエさんが作詞。障害がありながらも懸命に力強く生きる内容の詩に感銘を受けたよりこさんがバラード調のメロディーを付けた。この曲は昨年長崎市で開催された「わたぼうしコンサート」に出品され入賞を果たした。
 よりこさんは「ゆったりとしたい時にヘッドホンやイヤホンで聞いてもらい、音に浸ってほしい」と話す。レコチョク、アップルミュージックなど複数の音楽配信サイトで聞くことができる。

 11日午後7時半から、佐世保市栄町のライブハウス「BlueMile」で、佐世保市の劇団楽園天国の朗読劇と、よりこさんによる歌の披露のコラボイベントが開かれる。40人限定。2500円(1ドリンク付き)。問い合わせは同劇団(電090.2391.6963)。

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