第42回ヨコハマ映画祭の本年度日本映画ベストテンと各賞が決まった。作品賞は、大林宣彦監督の遺作となった「海辺の映画館─キネマの玉手箱」。ベストテン第2位は、足立紳監督が自身の家族にまつわるエピソードをユーモラスに映画化した「喜劇 愛妻物語」。同作で妻役の毒婦ぶりをリアルに演じた水川あさみさんが主演女優賞を獲得、足立監督は脚本賞を受賞した。
映画ファンが主催する映画祭として注目が集まる同映画祭だが、本年度は新型コロナウイルスの影響で表彰式と優秀映画上映会の開催を断念。
しかし例年通り、ファンや映画評論家ら38人の投票で各賞を決定、受賞者に通知した。