対馬・厳原港に新ターミナル 供用式で関係者祝う

テープカットで新しい国内ターミナルビルの供用開始を祝う関係者=対馬市厳原港

 長崎県対馬市厳原町で12日、厳原港新国内ターミナルビルの供用式があり、国県市の関係者ら約40人が国境の島の新しい玄関口の完成を祝った。
 国交省などによると、同ビルの建設は国県市が2003年度から22年度までの予定で取り組んでいる厳原港離島ターミナル整備事業(対象面積約10ヘクタール)の一環。新国内ターミナルビルは鉄筋コンクリート造2階建て(延べ床面積1911平方メートル)で、従来と比べて約2倍広く、バリアフリーとなっている。
 供用式で中村法道知事は「交流人口の増大や地域活性化に寄与すると期待している」と式辞。比田勝尚喜市長は「今後は(旧国内ターミナルビルを改装した)国際ターミナルビルの整備や、緑地広場の整備などが残っているが、早期完成を目指していきたい」と述べた。

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