DバックスのポーターGM補佐がメッツの新GMに就任へ

メッツは新たなゼネラルマネージャー(GM)の候補を1人に絞り込んだようだ。複数の現地メディアが日本時間12月13日に報じたところによると、メッツはダイヤモンドバックスのジャレッド・ポーターGM補佐にGM就任を要請する方針を固めたという。契約期間は4年。現在40歳のポーターは、これまでにレッドソックス、カブス、ダイヤモンドバックスのフロントオフィスで働いた経験があり、レッドソックスで3度、カブスで1度のワールドシリーズ制覇を経験している。

ポーターは2002年に大学生のサマー・リーグであるケープコッド・ベースボールリーグでインターンとして働き始め、2004年にインターンとしてレッドソックスに加入。春季キャンプ地の職員、選手育成部門のアシスタント、プロスカウト部門のコーディネーター、プロスカウト部門のディレクター補佐を経て、2012年からはプロスカウト部門のディレクターを務めた。

その後、レッドソックス時代の上司であるセオ・エプスタインが編成本部長を務めるカブスで2シーズンを過ごし、2016年にはレッドソックス時代の2004年、2007年、2013年に続いて自身4度目となるワールドシリーズ制覇を経験。2016年オフにダイヤモンドバックスへ加入し、マイク・ヘイゼンGMの下で4年間にわたってGM補佐を務めてきた。他球団のGM候補にも浮上するなど、有望なGM候補の1人と考えられてきた人物だ。

今オフ、カブスはエプスタインが退任してジェッド・ホイヤーGMが編成本部長に昇格したため、ポーターはカブスの新たなGMの最有力候補として名前が挙がっていたが、メッツがブロディ・バンワグネン前GMの後任として獲得に成功。メジャー通算153勝を挙げたダン・ヘイレンは自身のTwitterで「メッツは正しい選択をした。彼は優秀な男だ」と絶賛している。新たなGMが決定したことにより、メッツの大型補強が本格的に動き始めそうだ。

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