「Go To 商店街」長崎・住吉地区でスタート 2月12日まで

「Go To 商店街」が始まった住吉商店街=長崎市住吉町

 長崎市住吉地区の3商店街で14日、新型コロナウイルス禍に対応した政府の需要喚起策「Go To 商店街」事業を活用した歳末・新春大売り出しがスタートした。県産品が当たる抽選会のほか、障害者就労支援事業所とのコラボレーションによるオリジナル商品開発などに取り組む。来年2月12日まで。
 事業に取り組むのは、長崎住吉中園商店街振興組合、住吉商店会、中園銀座商店会。国からの支援金を活用し、恒例の歳末大売り出しを新年まで拡大する。購入合計5千円につき抽選券1枚を配布。県産品が当たる抽選会を期間中、3回実施する。1月にはV・ファーレン長崎のグッズ販売、2月には九州プロレスの試合もある。
 就労支援事業所、市立長崎商業高、大学生のグループなどが関わるのも特徴。就労支援事業所が開発したドレッシングを景品として配布。高校生はポスター制作に携わり、大学生は買い物支援をする。
 就労支援事業所を運営する一般社団法人たまご代表理事、中原圭子さん(54)は「イベント後も、みんなが暮らしやすい、より楽しい商店街になれば」と効果を期待。訪れた近くの主婦(27)は「普段はスーパーを利用することが多いけれど、抽選券をもらえるなら子どもが好きなものをたくさん買いたい」と話した。


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