医療従事者を魚でエール 五島ふくえ漁協、富江病院に寄贈

小原院長(左)に魚を贈る熊川組合長=五島市、富江病院

 新型コロナウイルス対策に当たる医療従事者を応援しようと、長崎県五島市の五島ふくえ漁協(熊川長吉組合長)は11日、地元産のヒラマサやマダイなど計約70キロを同市富江町の県富江病院(小原則博院長)に贈った。
 同院を訪れた熊川組合長は「医療従事者の皆さんに感謝している。魚を食べてこれからも頑張ってほしい」と激励。小原院長は「おいしい魚を食べて、職員一丸で感染を防いでいきたい」と感謝した。
 新型コロナの影響で魚価や流通量なども低迷しており、寄贈は水産物のPRや消費拡大を目指す県の事業を活用。今後も同漁協が県五島中央病院と奥浦慈恵院に、奈留町漁協が奈留医療センターなどに魚を贈る。

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