佐藤万璃音がアルファタウリ・ホンダでF1初テスト「素晴らしい経験。またF1カーに乗りたい」

 12月15日に実施されたF1アブダビ若手ドライバーテストで、佐藤万璃音が初めてF1マシンに乗る機会を得た。アルファタウリAT01・ホンダで佐藤は127周を走りこんだ。

 アルファタウリはヤス・マリーナ・サーキットでの今回のテストに、レッドブルおよびホンダのジュニアドライバーである角田裕毅とともに、2020年にFIA-F2選手権に参戦した佐藤万璃音を起用した。ふたりはそれぞれ120周以上を走行、佐藤は15人のドライバーのうち2番目に多い127周を走った。自己ベストタイムはC4ミディアムによる1分38秒495で、13位だった。

2020年F1アブダビテスト アルファタウリAT01・ホンダで走行する佐藤万璃音

「何よりもまず、今日F1カーで走る最初の機会を与えてくれたスクーデリア・アルファタウリの皆さんに感謝します」と佐藤はコメントしている。

「今日はたくさんの周回を走ることができました。ただ、ソフトコンパウンドでのランで渋滞に引っ掛かってしまったのは残念です。それまでは好調に思えましたが、今日、力をすべて出し切ることができたとは言えません。それでもF1カー初走行の一日はとても楽しく、素晴らしい経験でした。近いうちにまたこのマシンに乗りたいです」

 佐藤は後にTwitterを通して、次のようなコメントも発表している。
「僕の人生の中で、特別な1日でした。初めてのF1は物凄いパワーで、物凄いグリップで、何もかもが衝撃的でした」

「テストメニューも全部こなした上で、トラブルフリーでたくさん距離を走らせてくれたチームに感謝です。最高の1日でした。ありがとう」

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