気象庁は17日（木）、向こう1か月（12/19～1/18）の天候の見通しを発表した。北日本は年末年始にかけて気温がかなり低く、日本海側で降雪量がかなり多くなる所がある見込み。東・西日本でも寒気の影響を受けやすく、2週目（12/26～1/1)を中心に気温の低い時期がありそうだ。
週ごとの天候予想
1週目（12/19～25) 寒気の影響を受けやすい北日本で低温傾向。東・西日本は平年並みだが、沖縄・奄美は高温傾向が見込まれる。北・東・西日本の太平洋側は、平年に比べて晴れの日が多くなりそうだ。 2週目（12/26～1/1) 北日本を中心に、冬型の気圧配置が強まる見込み。北・東・西日本は低温傾向で、日本海側は平年に比べて曇りや雪（雨）の日が多い見通し。この期間、日本海側では東北を中心に、大雪に対して注意が必要となりそうだ。 3～4週目（1/2～1/15） 北日本で低温傾向が続くと予想されるが、東・西日本と沖縄・奄美は平年並みとなりそうだ。予測には不確実性が大きいが、天候は全国的に平年と同様が見込まれる。
低温、大雪に関する早期天候情報
北海道は向こう2週間、24日（木）頃を中心に一時的に気温が高くなるが、寒気の影響で低い日が多く、20日（日）頃と26日（土）頃からの5日間ほどは、かなり低くなる可能性がある。東北も24日（木）頃は平年より気温が高くなるが、その後強い冬型の気圧配置となり、27日（日）頃からの5日間ほどは平年よりかなり低くなる可能性があるほか、東北の日本海側では降雪量が平年よりかなり多くなる可能性がある。 このため、気象庁は北海道と東北に「低温に関する早期天候情報」、東北の日本海側に「大雪に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理、水道管の凍結等に注意するよう呼びかけている。東北の日本海側は今後も、除雪などの対応に気を配る必要がありそうだ。
早期天候情報とは
原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30％以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30％以上と見込まれる場合に発表される。
