県内公立小中30人学級に 教員800人順次採用

 県教委は新型コロナウイルス感染症のソーシャルディスタンス(社会的距離)対策などとして、県内全公立小中学校を現行の基本40人学級から、30人学級に段階的に変更する方針を固めたことが17日、分かった。少人数学級に対する政府の財政措置が2021年度当初予算案に盛り込まれる見通しとなったため、早ければ21年度から導入する。本県は全国で検討されている35人学級よりさらに踏み込む。全て30人学級にした場合、新たに800人の教職員確保が必要となり、数年かけ採用を大幅に増やして対応する構えだ。

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