【新型コロナ】横浜市内過去最多の162人感染 2人が死亡

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は18日、感染して入院していた市内在住の80代女性2人が亡くなったと発表した。また10歳未満~100歳代の男女162人の感染が新たに確認された。市内の1日当たりの感染者数としては11日(158人)を上回り、過去最多。中等症2人、症状調査中6人で、154人は軽症または無症状。67人の感染経路が不明という。

 市によると、亡くなった女性の1人はクラスター(感染者集団)が起きた済生会横浜市東部病院(同市鶴見区)の入院患者。11月26日に陽性と判明していた。もう1人は11月22日に発症し、29日に陽性と分かった。自宅療養期間終了後に状態が悪化し、12月5日に市内の病院へ救急搬送されていた。2人とも死因は新型コロナによる肺炎という。

 4人の陽性が確認されていた市内の認可保育園では、園児2人が新たに感染。同じく4人が陽性だった障害者通所施設でも利用者1人が感染、市はともに新たなクラスターと認定した。

 その他のクラスター関連では、市内の私立高校で新たに生徒29人が感染。他自治体発表分も含め、陽性者数は計45人となった。

 さらに市内の特別養護老人ホームで入所者1人、元気会横浜病院(同市緑区)で入院患者ら3人、有料老人ホームで入所者4人、介護老人保健施設で入所者1人の感染が判明。陽性者数はそれぞれ 計8人、31人、23人、16人となった。

 感染経路が判明している95人のうち37人は家庭内感染が疑われている。

 市が17日までに発表した患者の区別住所地発生状況は、次の通り(毎週金曜更新)。

 ▽鶴見区=628人▽神奈川区=492人▽西区=300人▽中区=545人▽南区=695人▽港南区=437人▽保土ケ谷区=401人▽旭区=395人▽磯子区=298人▽金沢区=302人▽港北区=716人▽緑区=265人▽青葉区=592人▽都筑区=340人▽戸塚区=428人▽栄区=106人▽泉区=189人▽瀬谷区=159人▽市外=357人

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