JR九州 来春ダイヤ改正 特急かもめ1本減、3本を臨時列車に

 JR九州は18日、来年3月13日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う利用者の減少を受け、長崎県関係では特急かもめ(博多-長崎)1本の運転を取りやめ、3本を需要が見込まれるお盆や年末年始などに設定する臨時列車にする。また、佐世保線の肥前山口午後10時38分発佐世保行きの普通列車を早岐行きに短縮する。
 特急かもめのうち運転を取りやめるのは博多午後6時55分発長崎行きの39号。臨時列車にするのは▽博多午前10時15分発長崎行きの15号▽長崎午後3時46分発博多行きの28号▽長崎午後5時51分発博多行きの36号(15号と28号は11月から一部の日を除き運休中)。臨時列車にすることで利用状況に応じて柔軟に対応できるという。
 同社によると、かもめ(鳥栖-肥前山口間)の11月の利用者数は前年同月比42%減。ダイヤ改正後、かもめは平日1日当たり54本から50本になる。
 特急みどり(博多-佐世保)、特急ハウステンボス(博多-ハウステンボス)の本数は現状と同じ。特急ハウステンボスは、毎日運転の臨時列車2本が定期列車になる。

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