20日(日)北陸から北の日本海側は大雪・ぶぶきに注意 全国的に真冬並みの寒さ続く

 20日(日)は、強い寒気の影響で、北陸から北の日本海側では引き続き大雪やふぶきに注意が必要。また、全国的に真冬並みの寒さが続く見込みで、万全な寒さ対策も必要だ。

日本海側、さらに積雪増加のおそれ

 20日は、日本付近は冬型の気圧配置が続き、上空には強い寒気が流れ込んでいる。このため、北陸から北の日本海側を中心に雪が続き、午前10時現在、北海道では3時間に20センチを超えるような雪の降っている所がある。
 また、10時現在の積雪は、酸ヶ湯(青森)で233センチ、津南(新潟)207センチ、藤原(群馬)205センチと、3地点で2メートルを超えている。

 このあと今夜にかけても同じような地域で雪が続く見込みで、北日本では20日夕方にかけて、東日本では20日夜にかけて大雪となるおそれがある。積雪や路面凍結による交通障害、雪崩や屋根からの落雪、除雪作業中の事故などには引き続き注意が必要。
 また、北日本を中心にふぶきで見通しが悪くなるおそれがあり、ふぶきや吹きだまりによる交通障害にも注意が必要だ。

晴れる所も空気は冷たい

 太平洋側では20日午後にかけて晴れる所が多くなるが、寒気が居座るため、日ざしがたっぷりあっても気温はあまり上がらない見通し。
 最高気温は、大阪・名古屋9℃、東京10℃、仙台1℃など、真冬のような寒さの所が多くなる見込み。北寄りの風がやや強く吹く所もあり、空気は一層冷たく感じられそうだ。
 また、空気の乾燥した状態も続くため、火の取り扱いや体調の管理には引き続き注意が必要となる。

(気象予報士・佐々木聡美)

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