Xマスプレゼントは「きれいな横浜」 サンタ姿で清掃活動

サンタクロース姿で清掃活動をする参加者ら=横浜・みなとみらい21地区

 買い物客らでにぎわう横浜・みなとみらい21(MM21)地区で20日、サンタクロース姿の市民ら約130人が水上や陸上で清掃活動を繰り広げた。サンタたちが持つ袋はごみでいっぱいになり、クリスマスより一足早く「きれいな横浜」を市民にプレゼントした。

 スタンドアップパドルボート(SUP)に乗って水上から現れたのは「横浜SUP俱楽部」のメンバーら約50人。活動拠点を置く大岡川桜桟橋(横浜市中区)でNPO法人の「海の森・山の森事務局」「HamaBridge濱橋会」と清掃活動を行いながら、河口に向けてパレードした。

 今年で8回目となる年末恒例イベント。柿澤寛代表(56)は「レジ袋などのプラスチックごみが減少するなど手応えを感じる。活動でコロナ禍の横浜に元気を与えられれば」と話した。

 陸上では、地域コミュニティー「I LOVE YOKOHAMA」のメンバー約80人がサンタやトナカイに扮(ふん)して歩道などを清掃。2006年から続けており、14回目の今年は初めて同俱楽部と一緒に活動した。佐藤勇代表管理人(40)は「横浜の風物詩として、おもてなしの心意気を伝えたい」と“横浜愛”を語った。

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