こんなに悔しいのは初めて V長崎サポーターの声

シーズンを戦い抜いた選手をねぎらうV長崎のサポーター=トラスタ

 最終戦を勝利で飾ったV長崎。スタジアムにはコロナ禍で中断後最多の7559人が駆けつけた。J1昇格を逃した今季の戦いぶりについて、サポーターからは「こんなに悔しいのは初めて」「9月に勝てなかったのが痛かった」「最後までドキドキをありがとう」などと声が上がった。
 この日のチケットは完売。雲仙市の会社員、松下由紀さんは「きょう勝って昇格という最高のシナリオを見たかった…。でも、みんなで戦えた」。望みがついえた前節の試合後、ピッチで涙した選手の姿を振り返る人も多数いた。大村市の会社員、川村隆公さんは「どんなときでも選手たちの背中を押したい。本当は大きな声を出したかった」と歌唱や声援などが制限されたシーズンを嘆いた。
 手倉森監督退任については「さみしい」「あと1年見たかった」などと惜しむ意見も少なくなかった。佐世保市の会社員、愛甲昇さんは「好きな監督だった。さらに一丸となり、チームワークを大事にする監督を迎えて、来年こそJ1へ」と期待を込めた。


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