気温上昇 雪どけ進む 日本海側ではなだれや落雪に注意 太平洋側は晴れて乾燥続く

 22日(火)は、日本海側では雲は広がりやすく、北陸では雷雨や突風などに注意が必要となる。一方、太平洋側では晴れて空気の乾燥した状態が続く見通し。
 昼間の気温は上がり、これまで大雪の降った日本海側などではなだれや屋根からの落雪に注意が必要となる。

降るものは雪から雨へ

 北日本を中心とした冬型の気圧配置は次第に緩んでくるため、北日本の雪や風、波は次第におさまる見込み。この為、日本海側はにわか雨やにわか雪となり、北陸は落雷や突風、あられなどに注意したい。
 一方、大陸の高気圧は日本付近への張り出しを強める見通しだ。太平洋側は広く晴れて、関東などでも空気の乾燥した状態が続く。各地で気温が上昇し雪どけが進むため、なだれや屋根からの落雪に注意が必要となる。除雪の作業は必ず2人以上で行うようにしたい。

年越し寒波襲来 早期天候情報

21日(月)気象庁発表「早期天候情報」平均気温[上]と降雪量[下] 出典=気象庁HP

 21日(月)に、気象庁より早期天候情報が発表された。12月27日(日)以降の予想では、29日(火)頃から全国的に寒くなる見通しだ。日本海側では再び大雪に警戒が必要となる。

(早期天候情報とは)
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

前日より高い所が多く寒さ和らぐ

 寒気が次第に退くため、各地で気温が上がりやすくなる。東京では朝との気温差が10℃以上となる見込み。気温の変化に気を付けたい。

22日の予想最高気温(前日差)
札幌 3℃(+3℃)12月上旬並み
仙台 8℃(+3℃)平年並み
東京 12℃(+1℃)平年並み
名古屋 10℃(±0℃)平年並み
大阪 11℃(+1℃)平年並み
福岡 11℃(+2℃)平年並み
那覇 22℃(+4℃)平年並み

(気象予報士・崎濱綾子)

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