レッドブルF1、アストンマーティンに代わるタイトルスポンサーとの契約はなし

 レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーによると、チームは2021年に向け、アストンマーティンに代わるタイトルスポンサーを獲得してはいないということだ。

 イギリスの高級車メーカーであるアストンマーティンは、2018年からレッドブルのタイトルスポンサーを務め、両者はハイパーカー、ヴァルキリーのプロジェクトにも協力して当たっていた。

 しかし2020年にレーシングポイントのオーナーであるローレンス・ストロールがアストンマーティンの株式を取得、同チームは2021年からアストンマーティンの名称でF1に参戦することが決まった。

 これによりアストンマーティンはレッドブルとのタイトルスポンサー契約を2020年末で終了することになった。しかしレッドブルは2021年に向けて新たなタイトルスポンサーを探してはいないと、ホーナーは言う。

「来年、アストンマーティンに代わり新たなタイトルスポンサーと契約することはない」とホーナーは明かした。

「ただ、来年、いくつか新しいスポンサーを紹介することになるだろう」

「アストンマーティンのロゴが我々のマシンにつくことはない。(2017年からの)4年間提携し、そのうち3年間はタイトルスポンサー契約を結んでいた。我々はブランドのさらなる発展に力を貸し、ヴァルキリーに関しても素晴らしい関係のもとでプロジェクトに取り組んだ」

「我々の契約は、元CEOアンディ・パーマーのもとで構築されたものだ。彼はチームを常に積極的に支持してくれた。その後、ローレンスが事業を買収したため、当然のことながら彼らは我々のもとから去ることになった」

「アストンマーティンの名前が来年F1で活躍するのを楽しみにしている」

 ホーナーは、ヴァルキリープロジェクトは、レッドブルとアストンマーティンの提携のもとで継続していくと述べている。

「今、あらゆるテストを行い、車を走らせている。レッドブル・アドバンスト・テクノロジーズを通じてすべてのマシンが完成するまで、我々の関係は続く」

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