希少アボカド「ジパング」 非日常の味わい楽しんで 諫早のホテルで提供

希少アボカド(ジパング)を使った「アボカドと小海老の馬鈴薯クレープ包み」=諫早市、ホテルフラッグス諫早(同ホテル提供)

 地元の食材を使った料理でクリスマスを楽しんでもらおうと、長崎県諫早市金谷町のホテルフラッグス諫早が、同市多良見町で生産されている希少なアボカド「ZiPANGU(ジパング)」を使った料理、「アボカドと小海老の馬鈴薯クレープ包み」の販売を期間限定で始めた。ホテル内のレストランのコース料理で提供する。25日まで(ディナーは23日から)。予約優先。
 露地栽培などにこだわって希少品種を生産している県諫早アボカド会が、PRのため同ホテルにレシピ開発を依頼。市場出荷すると種が残らないため、栽培本数を増やす取り組みとして、レストランから調理後の種を返却してもらう仕組み作りも兼ねている。
 ヨーグルト風味の特製ソースであえたアボカドと小エビを、県産ジャガイモを使ったもちもち食感のクレープで包み、バルサミコ酢とフォンドボーのクリームソースで仕上げた。濃厚ながらもみずみずしいアボカドに、爽やかな風味が加わり、幅広い年齢層に人気だという。
 西山文一料理長は「地元の優れた食材の魅力が伝われば。新しいアレンジで普段と違う非日常な味わいを楽しんで」と話した。

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