沖縄の新型コロナ感染、累計5000人超す 1ヵ月1000人増ペース

 県は22日、10代から80代までの男女21人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。累計感染者数は5010人となり、5千人台に突入した。県内では10月21日に3千人を超えた後、約1カ月ごとに1千人ずつ増えるペースを維持している。県新型コロナウイルス感染症対策本部総括情報部は予断を許さない状況が続いているとして、県民に「感染防止対策の徹底をお願いしたい」と呼び掛けた。

 県内で最初の感染者が確認されたのは2月14日。それから約半年後、県独自の2回目の緊急事態宣言期間に入った8月9日に1千人台に突入した。同月27日には2千人を突破。18日間で新規感染者が1千人を超え、第2波で県内の感染者は一気に増えた。その後は増加スピードがやや鈍化し、約2カ月後の10月21日に3千人を超えた。それから再び増加傾向となり、11月23日に4千人台に到達した。 22日の新規感染者21人のうち12人が接触による感染と推定され、内訳は会食・飲食3人、知人・友人2人、家庭内1人、その他が6人。ほか9人は調査中となっている。行政検査は64件で陽性者は6人、保険診療で15人の陽性が判明した。

 地域別では那覇市で6人、浦添市と宮古島市でいずれも4人、沖縄市と北部保健所管内でいずれも3人、豊見城市で1人だった。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は11.67人で全国17位。

 米軍関係は新たに嘉手納基地で1人の感染が確認された。累計は663人。

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