わがまち回顧2020 大村支局 水陸機動団誘致に自信

陸自水陸機動団誘致期成会の設立総会=7月29日、大村市役所

 陸上自衛隊水陸機動団への新編が計画されている「第3水陸機動連隊」について、大村市が竹松駐屯地への誘致を本格化。7月には市や市議会、経済、観光団体の代表者らで構成する期成会を設立した。
 同駐屯地からは昨年度、第7高射特科群の本部や本部管理中隊など約200人が宮古島駐屯地に移駐。このため同市は減員となった施設を有効活用し、人口増や地域経済活性化につなげようと誘致活動に乗り出した。
 同連隊に関しては北海道千歳市が誘致運動を展開。県内でも佐世保、五島両市が誘致に名乗りを上げている。
 大村市は竹松駐屯地で既に水陸機動団の訓練が実施されていること、既存施設の活用で整備期間や経費の効率化が図れることなどを強みとしてPR。防衛省や西部方面隊に対し要望活動を実施してきた。来年2月には防衛省に対し本年度3回目の活動を予定するなど働き掛けを強めており、市の関係者は「他自治体に比べて優位性は高い」と自信をのぞかせている。
 主なニュースは▽新市庁舎建設地を再検討▽大村ボートレース場の2019年度の売上額が1055億円で初の1千億円超え▽長崎大情報データ科学部の大村市移転に関し協議を開始▽記録的な大雨で崖崩れや河川の氾濫相次ぐ▽V・ファーレン長崎新練習拠点の整備断念。


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