「S-1グランプリファイナル」 佐世保市職員 改善事例を発表  公印電子化、タイムカード導入… 

市職員が業務改善事例を発表した「S―1グランプリファイナル2020」=佐世保市役所

 佐世保市の市民サービス向上や行政運営の効率化などを図るため、市職員が業務改善に向け取り組んできたことを発表する「S-1グランプリファイナル2020」が22日、市役所で開かれた。
 市は昨年4月、業務改善運動「SWITCHプロジェクト」を開始。今回、業務効率化の担当部署が、昨年10月から1年間で各課が取り組んだ改善事例を庁内で募集したところ、711件の応募があった。投票などで選ばれた上位5件がこの日の発表に臨んだ。
 総務部職員課は今年4月から人事発令通知書の公印を電子化。1年間で約2200件あった公印審査や押印が不要となり、事務処理の時間削減に成功したことを紹介した。
 タイムカードを導入して労務管理を見直した消防局総務課が最優秀改善賞を受賞。官民連携の道路整備事業で予算削減や整備期間短縮を図った土木部土木政策・管理課、業務スケジュールの共有化に取り組んだ防災危機管理局がそれぞれ優秀改善賞に選ばれた。

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