活字触れ視野広げて 地域食堂に「こども新聞」

「うみさち・やまさち」を利用する子どもたちに宮日こども新聞を配った本社社員

 宮崎日日新聞社は23日、宮崎市青島の青島地区交流センターを拠点に活動する「地域食堂うみさち・やまさち」に、宮日こども新聞30部を配布した。11月実施した「宮日SDGs宣言」の関連活動の一環で、県内の子ども食堂に同新聞を配るのは今回が初めて。
 「うみさち・やまさち」は昨年夏から原則月1、2回開設。無料で食事を提供し、主に青島小児童や保護者らが利用している。同日は読者局員数人がセンターを訪れ、子ども一人一人に19日付の紙面を手渡した。
 初めて読んだという青島小4年の南真帆呂(まはろ)君(10)は「知らないことがたくさん載っていて、勉強になった。また読んでみたい」と笑顔だった。
 今後は来年2月にも、希望する県内の子ども食堂に、こども新聞などの配布を行う予定。同局の青井憲明販売企画委員は「活字に触れる絶好の機会。新聞を読んで視野を広げてほしい」と話していた。同局(電話)0985(26)9300=平日午前9時~午後5時。

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