運転士「居眠りしてしまった」 JR東海道線でオーバーラン

JR東海道線

 25日午前7時50分ごろ、JR東海道線藤沢駅(藤沢市藤沢)で、新前橋発熱海行き普通電車(10両編成)が停止位置から約60メートル行き過ぎて停車した。30代の男性運転士は「一時的に居眠りしてしまった」と説明。けが人はいなかった。

 JR東日本横浜支社によると、運転士が居眠りした時間は約10秒間。後退すると近くの踏切が誤作動する恐れがあったため、電車は停止位置を直さずに次の辻堂駅まで運転。藤沢駅で降車予定だった約150人には辻堂駅で上り電車を案内し、藤沢駅で乗車予定だった約300人には後続電車を案内した。

 影響で下り電車1本が5分遅れ、約1300人に影響した。運転士の健康状態に問題はなかったという。

© 株式会社神奈川新聞社