【高校バスケ】三屋裕子会長 7チーム棄権も「最後までやり遂げる覚悟は変わっておりません」

三屋裕子会長

日本バスケットボール協会は26日、開催中の「ウインターカップ2020 全国高校バスケット選手権」でこれまでに7チームが棄権していることについて、三屋裕子会長(62)のコメントを発表した。

自身も1984年ロス五輪女子バレーボールの銅メダリストという元アスリートの三屋会長は「私自身スポーツに身を捧げてきた高校時代を思い出すと、本当に胸が締め付けられる思いです」と新型コロナウイルスに感染、またはその疑いがあることで棄権を余儀なくされた選手、チームを思いやった上で「私どもからの辞退勧告を受け入れて辞退を決断してくださり、また私どもからの棄権指示にご対応いただきました高校関係者の皆様におかれましては、本当に辛く、悩み抜いた決断だったと思いますが、感染拡大予防へのご理解をいただきましたこと、改めて感謝申し上げたいと思います」とコメントした。

大会については「引き続き感染予防対策を十分に行いながら、できるだけ多くの選手の努力を表現できる場をなくさず、最後までやり遂げる覚悟は今も変わっておりません」と続行を明言した。

大会は選手の新型コロナウイルス感染や、会場入館時の発熱で前日25日までに6チームが棄権。26日は、2日前に対戦したチーム関係者の陽性が判明した開志国際(新潟)が日本協会から棄権を指示され、棄権した。

三屋会長はコメントで「なにとぞ(棄権した)高校や選手に対しての誹謗中傷、著しく拒絶的な対応、不当な差別的言動、その他の心理的外圧を与える言動または不当な差別的扱いなどないよう、心からお願い申し上げます」と無念の棄権となったチームや選手への気遣いを求めた。

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