「問題はアルテタじゃない」 元アーセナルのフリンポン、2選手をボロカスに酷評

プレミアリーグで厳しい戦いが続くアーセナル。ミケル・アルテタ監督に対する風当たりも強まっている。

そうしたなか、元アーセナル選手であるエマヌエル・フリンポングの発言が話題になっている。『playojo』のインタビューでこんな話をしていたのだ。

エマヌエル・フリンポング

「(今季のアーセナルの不調は)

チーム内の競争の欠如によるものさ。選手たちは不十分だ。

僕がアーセナルにいた時もいわゆる並の選手はいた。レアル・マドリーのようなクラブもそうだろう。

でも、今のアーセナルは誰がスターなんだ?このチームにはスターはいない。

『ソファから降りて、こいつのプレーを見るぞ』って思わせるような選手が今のアーセナルにはひとりもいない。

アーセナルのようなクラブには不十分な選手たちだ。新戦力を連れてくるまではこのクラブは苦しみ続けると思う。

問題は監督じゃない。アーセナルのようなクラブには失格な選手たちがいることだ」

「僕はアルテタが問題だとは思っていない。(問題は)選手とクラブが選手に行った投資だと思う。

アーセナルのスカッドを見てみれば、最高のスカッドではないことが分かる。

僕ら全員がアーセナルはトップ4に入るべきだと思っている。現在の選手や今のクラブの立ち位置ではなく、クラブの歴史を基準にしてね。

実際には今のアーセナルはトップ4に入るチームではない。今いる選手、システム面、クラブの投資は十分なものではない。

時に選手に多額を投資することもあるけれど、残念ながら彼らが入ってもパフォーマンスができていない。

例えば、ニコラ・ペペやグラニット・ジャカのような選手は僕らが思っていたほどのパフォーマンスができていない。

クラブの運営方法には不満だけど、正直になって彼らがクラブに投資していると言わなければいけない。彼らが連れてきた選手たちが機能していないということさ。

僕はアルテタを信じている。彼には経験はないけれど、適切なプラットフォームと選手を与えられれば、アーセナルをNEXTレベルに引き上げられると思う」

「(ペペについて)

ペペにはアグレッシブさも決意も全く見られない。彼はミスをすると笑う。個人的にはイラつくね。

ペペが加入した際には過大な評価が溢れていた。本当にがっかりだ。

彼も自分のゲームを向上しなければいけない選手のひとりだよ。

それができないなら、彼を追い出して、順位を上げる手助けをするために別の選手を連れてくる必要がある」

「(ジャカについて)

彼が守備的MFなのか、攻撃的MFなのか分からない。彼のポジションが本当に分からない。

守備面ではあまりにスローであまりにアグレッシブだと思う。彼にパスが出せるのかは分からない。

軽視するわけじゃないけれど、ジャカのような選手は素晴らしいかい?アーセナルをNEXTレベルに引き上げる選手か?正直に言えば、答えはノーだと思う。

悪い選手ではないけれど、クラブの歴史を考えれば、アーセナルには不十分な選手だと思う。

次にクラブが行ういくつかの投資は非常に重要だ。僕らはアーセナルがトップ4から脱落し続けるクラブになることは望んでいない。

オーナーにはアーセナルが本来いるべき位置に戻すための投資をしてほしい」

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アーセナルの低迷は監督ではなく現有戦力にあると断罪したフリンポング。不満がある選手の例として、ペペとジャカに苦言を呈していた。

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