バドミントンの全日本総合選手権最終日(27日、東京・町田市立総合体育館)、各種目の準決勝が行われ、混合ダブルスの金子祐樹(26)、松友美佐紀(28)組(日本ユニシス)が、渡辺勇大(23)、東野有紗(24)組(日本ユニシス)にストレート負けを喫し準優勝となった。
2016年リオデジャネイロ五輪女子ダブルス金メダリストの松友は、混合に専念して初めて迎える公式戦。この大会は女子ダブルスで5度、混合ダブルスでも2度制した実績はあるものの、金子とのペアとなって初の決勝だった。
だが相手は世界ランク5位で大会3連覇中の強敵。第1ゲームから相手の強打やスピードに対応しきれず、ラリーでも競り負ける展開が続いた。2ゲーム目も7連続ポイントを奪われ、また2人が重なる痛恨の連係ミスも出るなど、力の差を見せられた。
試合後、松友は「悔しいですが、これからもっと練習して世界で戦えるペアになりたい。(混合に専念を決めたのは)一人の選手として改めて挑戦、成長していきたかったから」とペアとしても選手としてもさらなる成長を期した。
金子も「ラリーの一球一球の質をもっと高めていきたい」と悔しさをにじませた。