【有馬記念】クロノジェネシスが昨年のリスグラシューに続く牝馬2頭目の春秋グランプリ制覇を達成

春秋グランプリ制覇を達成したクロノジェネシス(左)、右は2着サラキア

暮れのグランプリ競走、第65回GⅠ有馬記念(27日=中山競馬場、3歳以上・芝内2500メートル)は、北村友一騎手騎

乗の1番人気クロノジェネシス(牝4・斉藤崇厩舎)が、直線内で粘るフィエールマン(3着)をかわし、ゴール前で猛追してきた2着サラキアも退けて、宝塚記念に続く春秋グランプリ制覇を成し遂げた。

北村友騎手は「本当に馬に落ち着いてほしい、いつもの自然体でいてほしいと思って、ゲート入りの時も、ゲート内でもコミュニケーションを取りました。少し前かきしていましたが、スタートは五分に切ってくれて、折り合いもスムーズでした。いつもの感じで走ってくれましたね」と道中の運びを振り返った。

来年については「未対戦の3冠馬が2頭いますので、来年はその2頭に譲らず、主役であり続けられるよう、頑張りたいです」とコントレイル&デアリングタクトに対して先輩の意地を見せるつもりだ。

牝馬による同年のグランプリ春秋制覇(宝塚記念&有馬記念)は昨年のリスグラシューに続く2頭目。やたらと牝馬が強かった令和2年を象徴する結果となった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社