スペイン1部ビリャレアルの日本代表MF久保建英(19)に来年1月の退団報道が出ていることに、ウナイ・エメリ監督(49)は言及しなかった。
リーグ13試合(先発2)に出場した久保はMFジェレミー・ピノ(18)ら若手選手の台頭で出番が激減。19日のオサスナ戦、22日のビルバオ戦ではプレー機会なしと窮地に追い込まれている。地元メディアでは盛んに来年1月の退団が報じられており、その去就が注目されている。
そんな中、29日のセビリア戦を前に会見したエメリ監督は久保について「彼は(セビリア戦のメンバー)招集され、私たちと一緒にいる。私にはそれ以上、クラブやチームのニュースはない」と冷静に回答した。試合メンバーに選出していることからも、序列は下がったもの戦力として計算しているようだ。
久保のプレー時間が少ないことに、契約元の同1部レアル・マドリードが注視している中、ビリャレアルでは余剰戦力となりつつあり、来年1月の退団が浮上。すでにヘタフェが久保獲得に向けて動き出すなど、その動向が注目されている。