炊き出し450食に長蛇の列 横浜・寿地区でホームレス支援、本格化 「コロナ禍の今こそ」

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コロナ対策で透明のついたてを設けて炊き出しをする寿越冬闘争の参加者ら=30日、横浜市中区の寿公園

 生活困窮者や路上生活者(ホームレス)らが年末年始を乗り越えるための支援活動が30日、横浜市中区の寿地区で本格化した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で仕事や住まいを失った人たちが増える恐れがあるとして、医師や労働組合、弁護士などの専門家が無料で「よろず相談会」を開催。厳しい寒さと苦境に直面する人たちを、温かい炊き出しと的確なアドバイスで支えた。

 「感染を気にして支援を求めることにためらいがあってはならない。コロナ禍の今こそ、安心して相談を受けてもらいたい」

 今年で47回目を迎えた「寿越冬闘争」の舞台となる寿公園。実行委員会のメンバーは力を込めた。

 午後3時から行われた雑炊約450食分の炊き出しには、1時間ほど前から配食待ちの長い列ができた。雑炊を手渡す場所には透明のついたてが設けられ、感染防止策が徹底された。

 公園を訪れる人は高齢者が目立ち、糖尿病や高血圧などの基礎疾患を持っていたり障害を抱えたりと、コロナ感染時のリスクが高いケースも少なくない。炊き出しの近くにはテーブルが並べられ、医療・法律・生活・労働などの部門が連携して相談を受け付けた。