スプリンガー争奪戦はメッツとブルージェイズの一騎打ちに

アストロズからフリーエージェントとなったジョージ・スプリンガーの新天地は2球団に絞られたようだ。「ニューヨーク・デイリーニュース」のディーシャ・ソーサーは日本時間12月31日、スプリンガー争奪戦がメッツとブルージェイズの一騎打ちとなっていることを伝えた。ただし、両球団の提示額とスプリンガーの希望額には依然として大きな開きがあると見られており、争奪戦の決着にはもう少し時間がかかるかもしれない。

「SNY」のアンディ・マルティノは先日、メッツとスプリンガーの交渉の状況について「依然として希望額にはある程度の開きがある」ことを報じていた。マルティノによると、スプリンガーは「総額1億5000万ドルを優に超える金額」を希望しているようだ。大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」はオフシーズン開始時点でスプリンガーの移籍先について「ホワイトソックスと5年1億2500万ドルで契約する」と予想していたが、スプリンガーはこれを上回る規模の契約を求めていることになる。

マルティノはさらに、メッツの補強ターゲットの本命がトレバー・バウアーではなくスプリンガーであることにも言及。メッツがバウアー獲得に乗り出す可能性について「今のところ、メッツが真剣にバウアー獲得を目指しているという証拠はない」と伝えている。

メッツとブルージェイズはともに中堅手の補強を必要としているチームであり、オフシーズン当初からスプリンガーの移籍先の有力候補に挙げられていた。日本時間12月22日には「ESPN」のジェフ・パッサンが各球団のエグゼクティブの話として「スプリンガー争奪戦がメッツとブルージェイズの一騎打ちになる可能性が高い」ことを報じていたが、この時点ではまだ他のチームも争奪戦に加わっていると見られていた。しかし、それから約10日が経過し、先頭を走るメッツとブルージェイズを追っていたチームが撤退。完全なる一騎打ちに突入したようだ。

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