元日にかけても大雪のおそれ 太平洋側も一部で雪 厳しい寒さ続く

1月2日(土)正午までの48時間予想降雪量

 31日(大晦日)午後も、北~西日本の日本海側を中心に雪の降る所が多く、荒れた天気が続く見込み。日本海側はあす1日(元日)にかけても大雪が予想されるため、交通障害や屋根からの落雪、なだれ等に注意が必要だ。

31日(木)午前10時までの24時間解析降雪量

 昨夜から31日午前にかけては、中国地方を中心に記録的な大雪となり、鳥取県や岡山県で24時間降雪量が80センチ~1メートル近くに達した所がある(午前10時まで)。この方面は、午後も雪の降り続く所があるため、今夜遅くにかけて積雪や路面の凍結による交通障害に警戒が必要だ。また、太平洋側でも積雪となっている所があり、名古屋など東海はあす1日(元日)にかけて断続的に雪が降り、積雪となる所がある見込み。各種交通機関に影響するおそれがあるため、外出を控えるなど先を見越した行動を心がけたい。

年明け後も寒い

元旦の天気分布予想

 1日(元日)も日本海側は雪の降りやすい状態が続き、山地を中心にさらに積雪が増える見込み。ふぶきや吹きだまりによる見通しの悪化、車の立ち往生、老朽化した建物への被害、なだれや屋根からの落雪、除雪中の事故にも注意が必要だ。1日にかけても気温の低い状態が続き、北海道や東北北部は一日中気温が氷点下の真冬日の所が多い見通し。関東から西の各地も、最高気温が10℃に届かない所が多くなりそうだ。

三が日の天気と予想気温

 2日(土)から3日(日)にかけても、北日本を中心に冬型の気圧配置が続き、日本海側は山地を中心に積雪が増える見通し。その後、強い寒気はやや北上するが、6日(水)ごろに再び南下する予想で、西・東日本はここ数日と同様に、厳しい寒さに見舞われる可能性がある。今後も、気象情報に注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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