ダルビッシュ パドレス公式サイトで背番号11と紹介される

変化球の魔術師ダルビッシュ(ロイター=USA-TODAY)

パドレス公式サイト内のロースターがアップデートされ、カブスから移籍したダルビッシュ有投手(34)が背番号11、レイズから移籍したブレーク・スネル投手(28)が背番号4で紹介されている。ただし、背番号はまだ確定していないのか、ウィル・マイヤーズ外野手(30)も、現時点では背番号4のままだ。

そのパドレスの最新戦力を多角的に分析したのが、30日付(同31日)の同サイトで取り上げられた「なぜパドレスのエース3人はエリートなのか」という特集記事。

ダルビッシュ、スネル、そして3番手として有力視されているディネルソン・ラメット投手(28)の持ち球の使用率等を動画、グラフを掲載しながら分析している。

ダルビッシュに関しては今季奪った93個の三振のうちカッターが24、フォーシームが21で特徴的だったことや、2020年シーズンはメジャー最多となる6球種で三振を奪った投手(レッズからFAのトレバー・バウアーは5球種)であることなど、ダルビッシュの技術は枚挙に暇がないとばかりにさまざまな角度で紹介された。

スネルに関しては、ストライクゾーンから外れるブレーキング・ボール(カーブとスライダー)の割合がメジャー最高の78・7%であったことが取り上げられ、ラメットはスライダーの使用率が最も高い53・4%で、そのスライダーで奪った三振が71個、奪った空振りが126個あったことなどが事細かに紹介された。

だが、スライダーの投げ過ぎにはリスクが伴う。ラメットは今季、12試合フルに先発して防御率2・09、69回を投げ93個の三振を奪ったが、右上腕二頭筋を痛めたため、プレーオフはベンチ入りメンバーから外れて登板することが出来なかった。

パドレスには、上腕二頭筋の故障から右肘靭帯を損傷してトミー・ジョン手術を受け、来季全休となったマイク・クレビンジャー投手(30)の例があるだけに、始まってみなければ分からないという不安やリスクもありそうだ。

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