年末年始「不要不急の外出自粛を」求める

東京都は30日、新型コロナウイルスの感染者が944人報告されたと明らかにし、都内の感染者の累計は5万8840人となりました。

944人の感染者は今月26日の949人に次いで過去2番目に多く亡くなった人の累計は622人となりました。入院患者は29日より110人増えて30日は2384人でした。感染経路が分からない患者が667人で7割を占め、重症化リスクが高い65歳以上は合わせて105人でした。東京都は感染状況と医療提供体制に関する警戒度の指標をいずれも4段階で最も高いレベルに維持しています。

小池知事は臨時会見で「年末年始のここで感染を抑えなければ、私たちはますます厳しい局面に直面する。緊急事態宣言の発出を要請せざるを得なくなる。こうした事態をなんとしても回避しなければならない。新しい局面になると人の流れそのものを抑えないといけなくなると局面の変化を申し上げている。時短だけで片付くものではなく、さらに強い強い対応をしなければならなくなるので、年末年始の行動についてお願いしている」と危機感を強めました。

緊急事態宣言を出す事態にならないよう、年末年始は忘年会や新年会は行わず、不要不急の外出を自粛することを求めました。

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