ブルームバーグ撤退 米大統領選挙 <政治>

マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長は、昨年3月4日、米大統領戦の民主党候補者争いからの撤退と、民主党のジョー・バイデン候補(当時)の支持を表明した。同日付amNYが伝えた。

同氏は「スーパーチューズデー」と呼ばれる3日、14州で行われた予備選挙で大敗。トランプ大統領を倒すため、バイデン候補支持に回った。また、有力候補の一人だったエリザベス・ウォーレン上院議員も撤退。

民主党指名候補争いは、中道派バイデン候補と左派バーニー・サンダース上院議員の一騎打ちとなり、その後バイデン氏に軍配が上がった。

世界有数の富豪であるブルームバーグ氏は、早期予備選挙を無視してスーパーチューズデーに焦点を絞り、5億ドル以上を使って全米で広告キャンペーンを展開した。

しかし、市長時代の人種差別的政策の支持や、女性差別的な発言が批判され、最終的に勝利を得たのは米国領サモアでのみ。全体の得票率は15%超にとどまった。

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