【箱根駅伝】往路がスタート 沿道に大勢の観客&異例のスロースタート

瀬古利彦氏

第97回東京箱根間往復大学駅伝競走の往路が2日の8時にスタートした。

今大会は新型コロナウイルス感染症対策として、関東学生陸上競技連盟(関東学連)は応援の自粛を呼び掛けていたが、沿道には大勢の観客が詰めかけた。大会前には「観戦を禁止にしないと多くの観客が訪れてしまう」などと懸念の声が多方面から上がっていたことから、早速問題点が浮かび上がってきた形だ。

また、レースも異例の出だしとなった。スピード区間の1区だが、序盤はまさかのスロースタート。900メートル付近までは、まるでジョギングのようなペースでの集団走が続き、1キロ通過タイムは3分33秒と異例の遅さとなった。テレビ解説の瀬古利彦氏(64)も「見たことないですね」と苦笑いを浮かべるほどだった。5キロ通過タイムも15分06秒と昨年より40秒以上遅いタイムとなっている。

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