第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で2連覇を目指す青山学院大がまさかの苦戦を強いられている。
青山学院大は、1区にエース・吉田圭太(4年)を起用したが「苦手なレース展開になった」とまさかのスローペースに大苦戦。6位でタスキをつないだものの、リードをつくることはできなかった。
すると、2区では前回大会2区で日本人1年生史上最速タイム(1時間7分3秒)をマークした岸本大紀(2年)を欠く中、エントリーされた中村唯翔(2年)が大ブレーキ。順位を13位まで落とし「(1区の)圭太さんがいいところでつないだが、自分のところで順位を落とす形になってチームに迷惑をかけた。これは今の僕の力だと思っているので、自分の力がなかったのが現実」と悔しさをにじませた。
3区では、当日変更の湯原慶吾(3年)が11位まで順位を上げたものの、なかなか上位との差を詰められない。とはいえ、例年、数多くのドラマが起こる5区の山登りには〝実質5年生〟竹石尚人(4年)が登場。まだまだ勝負は分からないだけに、少しでも早く差を詰めたいところだ。