女性の健康 バランスボールで 産後ケアなど 「変化に負けない体づくり」

バランスボールの教室を開いたインストラクターの森岡さん=諫早市内

 長崎市や諫早市を拠点に、女性の心や体の健康に効果があるとされる、バランスボールを使った運動教室や講演活動に取り組む女性がいる。一般社団法人体力メンテナンス協会認定のバランスボールインストラクターで、体力指導士の森岡美妃さん(24)=長崎市=。関東地方から同市にUターンした2019年12月、姉の出産をきっかけに、産後ケアや出産前後の体力づくりがいかに重要かを再認識したという。
 「育児を頑張り過ぎて、体力の低下から気力が出ずにうつにつながってしまうママも多い。子育て中でも自分らしく生きていくためには、環境の変化に負けない体力づくりが不可欠」としてインストラクターの資格を取得。20年9月から、産後ケアや、近い将来ママになる若い世代の体力づくりなどに取り組む教室を各地で開いている。
 バランスボールはリハビリ用に開発された運動器具でもあり、直径60センチほどのボールの上で弾む有酸素運動で、全身を無理なく鍛えることができる。赤ちゃんを抱いてボールに乗ると、縦揺れの安心感から赤ちゃんの寝付きが良くなる効果もあるという。
 森岡さんは「年齢に関係なく、気軽に運動できる楽しさが伝われば」と話す。レンタルスタジオや集会所などで個人やグループを対象にレッスンを行っており、体験レッスンもある。ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使ったオンラインレッスンも開始した。
 問い合わせは、森岡さん(メールはbalance.miki@gmail.com、インスタグラムは@wwwpoupou)。

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