選手と全力で向き合い 30大会ぶり全国2勝 「打倒桐蔭」夢描く ラグビー 東海大相模・三木監督

ベンチから指示を出す東海大相模の三木監督(右)=1日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場

 熱戦が続く第100回全国高校ラグビー大会で、東海大相模は惜しくも8強入りを逃した。初心者と経験者の隔てなく指導に情熱を注ぎ、30大会ぶりの全国2勝に導いたのは就任10年目の三木雄介監督(43)。「ここまで連れてきてくれた選手には感謝しかない」。悔しさを胸の内にしまい、教え子の健闘をたたえた。

 前回準優勝の御所実(奈良)に挑んだ1日の3回戦。東海大相模は12─21で敗れたが、前半に2トライを奪って相手を慌てさせた。全員でボールをつないで敵陣に攻め入る展開ラグビーを存分に発揮し、三木監督は「築き上げたスタイルは次に絶対につながる」と前を向いた。

© 株式会社神奈川新聞社