パドレス・プレラーGM タティスJr.との長期契約を希望

パドレスのA・J・プレラーGMはブレイク・スネル、ダルビッシュ有、金河成(キム・ハソン)の獲得に成功し、今オフの主役に躍り出た。しかし、プレラーにはまだ大きな仕事が残っている。自軍の若きスター遊撃手、フェルナンド・タティスJr.との契約延長交渉だ。プレラーは「シーズン開幕前のどこかのタイミングで交渉をまとめることができたらいいなと思っている」と語り、今季開幕までにタティスJr.との契約延長を目指す方針を明らかにした。

プレラーによると、パドレスはオフシーズンの前半でチームの戦力アップを行い、年明けからはタティスJr.との契約延長交渉に取り組む予定を立てていたという。年末にスネル、ダルビッシュ、キムを相次いで獲得し、「オフシーズンの前半にチームの戦力アップを行う」という目標は見事に達成。今後は戦力の足りない部分を補いつつ、タティスJr.との交渉を進めていくことになる。

「我々はすでに初期段階の話し合いを行い、双方が契約延長に興味を持っていることを確認している」とプレラー。タティスJr.は来オフに年俸調停権を取得し、2024年シーズン終了後に25歳でフリーエージェントとなる予定だ。他球団ではロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)が2026年までの8年1億ドル(+オプション2年)の契約を結んでいるが、アクーニャJr.と同様に、タティスJr.もパドレスと契約を延長するのであれば、30歳前後までをカバーするような長期契約となる可能性が高い。

ここまでの補強に高い評価が与えられ、2021年シーズンに最も注目を集めそうなチームとなりつつあるパドレス。タティスJr.との契約延長に成功すれば、100点満点どころか120点満点のオフシーズンとなるだろう。

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