【新日1・4東京ドーム】2冠から転落の内藤は自虐のち逆襲宣言「必ず帰ってくる」

2冠から転落した内藤(左)は飯伏をたたえ逆襲を誓った

IWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王座から転落した内藤哲也(38)は、試合後のリング上で自らの手で飯伏幸太(38)にベルトを手渡し勝者をたたえた。

リスクを承知であえて2日連続のタイトルマッチを熱望し、初日の相手にG1覇者の飯伏を指名した。結果的にそれが裏目に出た形で、誰よりもこだわってきた2本のベルトを失ったが「そりゃ2日連続で東京ドームのメインイベントに立ちたかったよ。立って、2日とも花道を反対方向から歩きたかった。でも後悔はないから」と潔く敗北を認めた。

昨年のドーム大会では史上初の2冠王者に輝くも、KENTAの襲撃を受けファンとの「LIJ大合唱」がかなわなかった。さらにコロナ禍もあり、2冠王者として思うような活躍もできす。「それにしてもうまくいかないな。本当うまくいかないプロレスラー人生だよ。でもさ、こんなのも俺らしいでしょ」と自虐的な笑みすら浮かべた。

昨年の東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」MVPにとっては、悪夢のような2021年のスタート。それでも「さあ、明日からいったいどこに向かおうかな。何を目指そうかな。ちょっと今、分かんないけどさ。でも、はっきり言えることが一つだけあるよ。俺はまたこの東京ドームのメインイベントに、また〝必ず〟帰ってくるから。その時をトランキーロ、焦らずにお待ちください」。

あえて自身が嫌う「必ず」という単語を用いたところに、逆襲にかける並々ならぬ決意が秘められている。

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