【スターダム】詩美 鶏飯で充電完了

詩美(下)はジャーマンで舞華を投げ飛ばした

女子プロレス「スターダム」のワールド王者・林下詩美(22)が2021年最初のタイトル戦へ気合十分だ。4日の両国KFCホール大会では17日東京・後楽園ホール大会のV2戦での激突が確実な舞華とタッグ戦で激突。蹴りとボディースラムの連発で追い込んだ。

最後はパートナーのAZM(18)が沈められたものの、試合後に「お前とは1勝1分け1敗だけど、次で決着をつけてやる!」と言い放ち、激しく火花を散らした。

今回の挑戦者については「なんで舞華が?という声が多かった。デビューして2年たってないですが、赤いベルトを争うのにふさわしい試合ができると思っている。新しい世代で新しいスターダムらしい最高の試合をして見返したい」と実力を認めている。

ただし、ベルトを譲る気は一切ない。「今まで経験してきた苦難、修羅場は私のほうが断然多い。私は(デビューから)2年ちょっとの間にいろんなカード、先輩と当てられた。骨折やベルトを取って取られてという経験値は、あっちにはない。この時点で私が勝っている」と胸を張った。

5日には新日本・東京ドーム大会のダークマッチに初出場するなど新年から多忙を極めるが、年末に父の“ビッグダディ”こと清志さん(55)から、出身地である鹿児島・奄美の郷土料理「鶏飯」を振る舞われ、つかの間の休息で充電はばっちり。必勝を期して決戦に向かう。

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