新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県小田原市は6日、10日に予定していた成人式を中止にすると発表した。関係者のみで行う式典の映像をライブ配信する。
同市は新成人約1800人を対象に郵送で中止を通知。動画投稿サイト「Youtube（ユーチューブ）」で守屋輝彦市長らのあいさつや新成人代表の抱負発表の様子を10日から31日まで配信する。
市は「感染の勢いがあまりに強く、断腸の思いで中止を決めた」と理解を求めた。成人式は同市民会館で2部制で行い、密集を避けるためサテライト会場も設ける予定だった。
4日に成人式の延期を決定した海老名市の内野優市長は6日の記者会見で、「緊急事態宣言が解除されれば3月中には開催したい」との意向を示した。
同市長は、式開催の条件として（1）緊急事態宣言の解除（2）感染状況が落ちついていること─を挙げた。2部制にし、会場を市文化会館から、より広い海老名運動公園総合体育館へ変更することも検討する。
山北町は10日開催の成人式を式典のみとし、恩師紹介や写真撮影などのアトラクションの中止を決めた。
