長崎県内 新たに43人コロナ感染 1人死亡、計6人に 診療再開の病院も

新型コロナウイルス感染者の入院状況(5日午後7時現在)

 長崎市と佐世保市、県は6日、計43人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の感染確認は計855人。感染後に入院治療中だった長崎市内の1人が5日に死亡した。県内の死者は6人になった。
 クラスター(感染者集団)が発生した長崎市の浜屋百貨店地階食品売り場の総菜店から新たな感染者は出なかったが、浜屋は同売り場全体の従業員約190人への検査実施を決め、7日に予定した同売り場の営業再開を当面延期する。
 43人の内訳は長崎市20人、壱岐市7人、佐世保市と諫早市各4人、大村市2人。島原市や南島原市、松浦市、西海市、西彼長与町、東彼波佐見町は各1人。
 長崎市では、十善会病院で職員から5人目の感染者が出たが、院外で感染したとみられる人もいて「クラスターではない」(市)。ただ感染者が増えているため、病院は一般外来などの休止を検討している。クラスターが発生した井上病院では新たに入院患者1人が感染し計26人となった。
 職員1人の感染に伴い外来診療などを中止していた小江原中央病院は、院内の接触者31人全員の陰性を確認し、6日に再開した。
 長崎市南総合事務所の女性職員、佐世保市消防局の女性事務職員、松浦市の女性医療機関職員、壱岐市の女性郵便局員も感染。壱岐市では学校勤務の女性市職員の感染も分かったが、昨年12月24日以降、学校関係者との接触はなかったとして、市立小中学校の始業式は予定通り8日に行う。


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