「香川真司をアヤックスに!」戦術専門家が猛プッシュ 〝フリー〟も追い風

MF香川真司

元日本代表MF香川真司(31)の去就が欧州サッカー界で注目されている中、昨年10月にスペイン2部サラゴサを退団し、フリーになったことが新天地選定の追い風になりそうだ。

オランダメディア「vоetbalprimeur」は戦術専門家のエベルト・ファンゼーレン氏の見解として、同国1部アヤックスは、昨夏に移籍したMFドニー・ファンデベーク(23=マンチェスター・ユナイテッド)が務めていたトップ下を埋められていないと指摘。そのポジションには香川が最適とし「アヤックスの選択肢となる選手の一人は香川真司です。契約が切れているため、フリーで獲得することができます」と指摘し「彼がかつてのレベルに近づければ、ライン間でうまくプレーできるのでアヤックスのトップ下にフィットする」と猛プッシュした。

これまでドイツ1部シャルケや米メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・シティーのスタイルにフィットすると報じられているが、特に新型コロナウイル禍の影響で、どのクラブも経済的なダメージは深刻。それでもリーグ制覇に向けて1月の移籍市場で戦力補強を行う際に、移籍金が発生しないことを理由に香川への注目が高まっているわけだ。

香川は1日に更新したインスタグラムに「まずはこの1月にみんなにいい報告ができればと思っています」と書き込み、冬の移籍市場で新クラブを決める構えだが、くしくもコロナ禍が香川の存在をクローズアップしているようだ。

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