世界ボクシング協会(WBA)は6日(日本時間7日)、世界ミドル級王者の村田諒太(34=帝拳)が同級スーパー王者に昇格したと発表した。同王座はこれまで4階級制覇王者の〝カネロ〟ことサウル・アルバレス(30=メキシコ)が保持していたが、スーパーミドル級に専念することに伴い、返上していた。正規王者の防衛戦期限は9か月だが、スーパー王者となった村田は18か月に延長されることになる。
所属の帝拳ジムは公式サイトで村田本人のコメントを掲載。「コロナ禍の影響もあり試合が出来ない期間が続いているなかでのニュースに不思議な気持ちもありますが、他団体王者との統一戦も可能性が広がったとポジティブに捉えて、嬉しく思います。スーパーチャンピオンの名に恥じないようにこれからも精進します」(原文ママ)と心境を明かした。
2019年7月にロブ・ブラント(30=米国)を再戦で破りWBA王座に返り咲いた村田は、同12月に、スティーブン・バトラー(25=カナダ)を5回TKOで下して初防衛に成功しているが、それ以来1年以上リングから遠ざかっている。