オリックス1位・山下舜平大は〝大谷級〟の器…早くも「メジャーに行ってしまうかも」の心配

入寮したオリックス・山下(球団提供)

オリックスのドラフト1位・山下舜平大投手(18=福岡大大濠)ら新人7選手が7日に大阪市内の合宿所に入寮した。最速153キロ右腕の山下は「新しい生活が始まる。これからたくさん野球ができるのが楽しみ。いろんな経験をして学び、一生懸命頑張りたい」と気持ちを新たにした。

手土産には福岡銘菓の「めんべい」を段ボール箱で用意し「寮で一緒に生活する人に配りたい」。目標とする山本由伸にも「チャンスがあれば渡したい。聞きたいこともたくさんあります」と「めんべい」でコミュニケーションを図りたい考えだ。

身長189センチの大型右腕とあってスカウト陣の期待も大きく「すごいポテンシャルを持っている。体の大きさは武器だし、まっすぐが角度があって迫力がある。スケールがでかいですよ」と絶賛。福岡大大濠の八木監督の教えで球種はカーブとストレートだけだが「監督の教えを守ってこの2つで打ち取ることにこだわりを持っている。他の球種も、という考え方もあるけど、しばらくはこれで勝負し、壁に当たったら自分で判断すればいいこと」とみている。

さらに「スカウトの間でもよく言われていたけど、大谷(エンゼルス)のようなタイプかもしれない。将来性を思うとすごい選手になりそうな雰囲気を感じさせる。それこそメジャーに行ってしまうんじゃないか、と思うくらいだ」とまで…。山下も「160キロ~165キロにどれだけ近づけるか」と口にしており〝大谷二世〟はオリックスから生まれるかもしれない。

© 株式会社東京スポーツ新聞社