菅野の巨人残留に米メディアは来オフのポスティングの可能性を報道

菅野は再びポスティングに臨むのか?

巨人からポスティングシステムでのメジャー移籍を目指していた菅野智之投手(31)の巨人残留が決まった。米大リーグ機構(MLB)公式サイトがFAの投手市場で2番手と高く評価し、注目の存在だったが、着地点を見つけることはできなかった。

巨人・菅野とメジャーの球団が合意に至ることができなかったことに対して、米メディアは複雑な反応を示した。交渉不成立の第一報を自身のツイッターに投稿した米スポーツ専門局ESPNのジェフ・パッサン記者は「菅野は自分の価値をよく知っていた。大リーグの球団は、どこも一歩踏み出ることができなかった。FA市場で実力ナンバー2の投手と契約できずに終了。とても2020~21年のオフらしい動きだ」と嘆いた。

米全国紙USAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者は自身のツイッターに「日本のエース、菅野智之が少なくとも1年は巨人に戻るニュースは、他のFA先発投手らにとっては良い話だろう。パドレスがなおも人材を確保しようとしていることも分かったし」と投稿した。

ボストン・グローブ紙(電子版)は「関係筋の話によると、レッドソックスは、今オフは2~3年の契約までで、菅野が望むような4年以上の長期契約には興味がない」と解説した。

菅野にとっては苦渋の選択だったことは間違いないが、多くのメディアが21年シーズン終了後に再チャレンジの可能性を伝えており、依然として注目度は高い。

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