収束願い「丑」の文字絵御朱印 御館山稲荷神社が頒布

コロナ退散を願う「疫病退散」(左)などの文字絵御朱印=諫早市、御館山稲荷神社

 長崎県諫早市永昌町の御館山稲荷神社(藤本俊春宮司)は、今年のえと「丑(うし)」にちなんだ「文字絵御朱印」の頒布を始めた。文字や絵柄を描いて牛を表した文字絵とともに、新型コロナウイルス感染の収束を願う御朱印もお目見えした。
 文字絵御朱印は福岡の書家、西尾真紀さんが揮毫(きごう)。赤黄色の紙に牛の顔を描いた新年限定版と新型コロナの収束を願う「疫病退散」版、同神社を象徴する「キツネ」を描いた3種類。
 牛とキツネをかたどった絵の中に「うし」「COW(牛)」「御館山」「みたちやま」などの小さな文字と、花や山などの風景が緻密に描かれ、文字や絵柄を探しながら見る楽しみがプラスされている。
 同神社は「牛は古くから疫病を払うという言い伝えがある。厳しい年の始まりだが、牛のようにこつこつと歩み、次の飛躍につなげる年にしてほしいという思いを込めた」と話している。初穂料各800円。新年限定版とキツネ版は2月中旬までの頒布。

© 株式会社長崎新聞社