「一応、社会人なので」広島ドラ1・栗林良吏 安定感抜群のトーク力はすでに森下超え?

大野寮に入寮した広島・栗林

話術も即戦力級だ。広島のドラフト1位・栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)が、8日に広島・廿日市市内の大野寮に入寮。歴代新人王の大瀬良や森下が利用した〝出世部屋〟の104号室に入り「縁起のいいところをいただいたのは、自分にとって本当にうれしいこと。期待を裏切らないよう頑張りたい」と抱負を口にした。

1月下旬のブルペン入りを目指して調整を進める予定だが、すでに周囲の評価は高い。「社会人出身とはいえ、今の時点でここまで理路整然と人前で話せるのは素晴らしい。誠実な面も伝わってくるし、結果を出せばすぐに人気も出そう」(チーム関係者)と新人とは思えないほどスムーズで安定感抜群の受け答えが絶賛されている。

昨年新人王に輝いた森下は物静かなタイプだっただけに「お立ち台に呼ばれるような活躍を見せて、どんどん盛り上げてくれれば」(同関係者)とマウンドでの投球はもちろん、その〝トーク力〟でもフレッシュな力を発揮してほしいという。

以前、自らの受け答えについて栗林は「一応、社会人なので(笑い)。意識しているのは聞かれたことに対してしっかり返すこと。あとは質問に答えるだけではなく、なるべく会話をするようにしている。そのほうが素を出すことができる」と語っていた。シーズン本番ではチームの勝利に貢献し、お立ち台で自慢のトーク力もお披露目といきたいところだ。

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